大学では、希土類金属間化合物、希土類と遷移金属との金属間化合物の作成、構造解析、及び、磁性等の物性測定等を行いました。
戸田工業にて、京大化研への派遣時に高温超伝導酸化物（YBa2Cu3Ox､Bi2Sr2CaCu2Ox系）の相図作成に関わりました。派遣修了後、会社の本業であった磁性酸化鉄の研究開発業務に携わりました。その後、研究開発業務から特許出願業務に関わり、研究開発で生まれる発明を特許出願に結びつける過程の面白さを知り、知財への関わりを続けたくて資格取得を志しました。
発明は、形のない「技術的思想」とも呼ばれ、どのように文章で表すかは100人いれば100通りの表現があるとも言われます。特許明細書の作成に関わって20年を越えましたが、特許性を確保しながら広い権利範囲を目指してこれからも明細書との格闘を続けていきます。