【中東】ＧＣＣ（湾岸協力会議）特許庁における新規特許出願受理停止について
IPニュース
2021.01.20
２０２１年１月５日に開催されたＧＣＣ最高理事会（Supreme Council of the GCC）による第４１回会議において、２０２１年１月６日以降、ＧＣＣ（湾岸協力会議）特許庁の新規特許出願の受理を停止することが承認されました。
これまでは、ＧＣＣ加盟国（バーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の６ヶ国）については、ＧＣＣ特許庁に一の出願をすることによりＧＣＣ特許を取得し、ＧＣＣ加盟国全てに効力が及ぶ特許権を得ることができました。
しかし、２０２１年１月６日以降は、ＧＣＣ加盟国で特許権を得るために、ＧＣＣ加盟国各国にて、個別に直接出願（パリ条約優先権主張出願を含む）をするか、または、ＰＣＴ指定国移行出願をする必要があります。
なお、２０２１年１月５日以前に出願されたＧＣＣ特許出願については、ＧＣＣ特許庁にて審査・特許付与手続が続行されるとのことです。
（参考）
ＧＣＣ特許庁ＨＰ：Statement