【米国】2022年8月1日より「Public PAIR」が「Patent Center」に完全移行
IPニュース
2022.07.27
USPTOは、6月29日のプレスリリースにおいて、包袋検索・閲覧サイトとして使用されていたPublic PAIRを、2022年8月1日より、Patent Centerに完全に置き換えることを発表しました。Public PAIRは、2022年7月31日に終了する予定です。
Patent Centerは、システム性能の向上と直感的な操作性を提供するほか、Public PAIRの既存機能をすべて搭載し、さらに以下のような機能を強化しています。
・出願番号、特許番号、特許協力条約（PCT）番号、公開番号、国際意匠登録番号等から公開されている情報を検索可能。
・コラムの見出しに基づいて文書や手続き履歴を分類可能。
・文章のクイックプレビューを実行可能。
・単一のPDFファイルまたはZIPファイルにおいて複数の文書をまとめてダウンロード可能。（新機能）
・特許文献をダウンロード可能。（新機能）
・DOCX形式*およびXML形式の文書をダウンロード可能。（新機能）
・書誌情報をXML形式でダウンロード可能。（新機能）
* DOCX形式データ：Word2007以降で開くことができるデータ
また、USPTOでは、2023年1月1日以降、DOCX以外の形式の出願書類（PDF形式等）の提出について手数料を導入するなど、書類形式をDOCX形式に統一する動きがあり、今後、DOCX形式のデータ取得が可能な書類の種類が増えると思われます。
（山中 誠司）