働く環境

研修制度

未経験者に対して、基礎を学ぶための新人研修から手厚いOJTまでをご用意しております。一方、経験者に対しても、さまざまな経験を積んでいただく機会があります。国内案件から国際案件まで、また、クライアントとの打ち合わせから特許庁とのやり取り、特許・意匠・商標取得後の権利行使まで、事務所に蓄積した豊富な知見やノウハウをバックボーンに、実践を通して着実なキャリアアップを図っていただけます。

基礎知識を学ぶための
新人研修

新卒入所の方、および他の業界から中途入社した方には、入所後数回にわたる新人研修で、特許事務所で働くために必要な次のような基礎知識を習得していただきます。

  • ・特許、意匠、商標制度についての簡単な解説  
  • ・事務所内の仕事の流れについての説明
  • ・英文レターの書き方 など

この新人研修で基礎知識を習得した後、配属先の各部門で先輩所員についてOJTで実務を学びます。

大規模事務所ならではの
手厚いOJT

300人規模の大手事務所の利点として、手厚いOJTで実務を学べることが大きな特長です。しかも、原則として分業制を取っていませんので、一つの業務にとどまることなく、経験と能力に応じて仕事の幅を広げていくことができます。たとえば一例ですが、上司や先輩の指導のもとに、次のようなステップで着実に専門性を高めていけます。

ステップ 01
入所して間もない時期の主な仕事は、海外企業が日本の特許庁に出願する案件(外内案件)の明細書の日本語訳です。海外の代理人が作成した明細書を日本語訳することで、明細書の意義や形式、留意点などを学ぶことになります。
ステップ 02
外内案件をある程度経験したあとは、国内クライアントの日本の特許庁への出願(内内案件)を担当することになります。この段階では、クライアントの相談に乗る立場となりますので、先輩の指導のもとに、より専門的な知見や経験を積むことになります。
ステップ 03
その先には、国内クライアントの海外諸国への出願(内外案件)があります。海外の制度は日本とかなり異なり、しかも国ごとにも異なりますが、青山特許事務所は非常に多くの諸外国での出願経験があります。こうした事務所として蓄積した経験やノウハウに支えられ、さらに高みへとキャリアアップできます。

※未経験者の場合の一例です

現地で実務経験を
深める海外研修

弁理士は海外研修が受講できます。この海外研修は、次のような特長があります。

特長
01

研修内容は主に、現地でのセミナー受講、海外の代理人事務所での一定期間の実務研修、普段仕事をしている代理人事務所への訪問などです。

特長
02

自分の学びたいこと、経験したいことなど、研修目的を受講者本人が決めて、自身で研修プログラムを組めるのが大きな特長です。実務研修に重きを置く人や様々なセミナーを受講する人など、多種多様な研修プログラムを独自に組むことができます。

特長
03

代理人事務所での実務研修、代理人事務所への訪問を通じて人的ネットワークを築くことができ、今後の仕事に役立てることができます。

近年の実績

  • ・ 2025年 4名(米国、欧州)
  • ・ 2024年 6名(米国、欧州)
  • ・ 2023年 5名(米国、欧州、韓国)
  • ・ 2022年 1名(米国)
  • ・ 2019年 3名(米国、欧州、中国)
  • ・ 2018年 4名(米国、欧州)
  • ・ 2017年 2名(米国)
  • ・ 2016年 4名(米国、欧州、中国)
  • ・ 2015年 2名(米国)
  • ・ 2014年 1名(中国)
  • ・ 2013年 3名(米国、欧州)
  • ・ 2012年 2名(米国、欧州)

その他様々な研修制度

若手所員向けの成長支援

若手所員のリクエストに応じて部門毎にテーマを決め、様々な取り組みを通じて各所員の成長を支援しています。

  • ・ 若手所員のリクエストに応じて部門毎にテーマを決め、様々な取り組みを通じて各所員の成長を支援
  • ・ 業務に関係するテーマについて外部のEラーニングを視聴し、ディスカッションを通じて実務に必要な知識の習得
  • ・ 業務に関係のあるテーマの外部セミナーの受講(対面・オンライン)
  • ・ 外部の英語講師を招いた英語プログラム
    • - 在外代理人とのディスカッション
    • - 英文レター作成(英文レター作成能力、表現の習得・改善)
  • ・ TOEIC等の業務に関する試験の受験支援
  • ・ 他技術分野の所員による特定テーマについてセミナーをしてもらい、知識習得(ex.最新の生成AI情報など)
  • ・ 少人数のチームを組み、実務の勘所についてのディスカッションした上で、成果をプレゼン発表
  • ・ 拒絶理由通知に対する有効的・効率的な対応方法についてグループディスカッション。
    ディスカッションを通じて、中間処理の着眼点や注意点の情報を共有する。
  • ・ 業務効率改善セミナーを開催し、所内システムの効率的な利用、各種ソフトの利用方法の習得による、業務効率の改善

所員お互いが切磋琢磨する所内勉強会

特許に関して「電気機械」「化学材料」「ライフサイエンス」、それに商標を加えた4つの部門で、
週1から月1回程度、所内勉強会を行っています。外部研修を受講した人が、その報告を行う場合もあります。

特許勉強会(電気機械、化学材料、ライフサイエンスの分野別)

  • ・ 技術系英文ライティング、外国出願のための特許翻訳英文作成
  • ・ 判例勉強会
  • ・ クレームドラフティング
  • ・ 明細書ドラフティング など

商標勉強会

  • ・ 審判決勉強会
  • ・ 弁理士ミーティング など

セミナー・講演会

外部研修については、興味のあるセミナー・講演会を申請すれば、仕事に差し支えない限り参加可能です。
その他、所内における講演会も適宜、開催しています。

外部研修会

  • ・ 日本知的財産協会(JIPA)による研修
  • ・ 発明協会による研修 など

在外代理人などによる所内レクチャ

  • ・ 各国代理人による最新情報のプレゼン
  • ・ 欧州特許庁(EPO)審査官による講演 など

顧問(元特許庁審査官・審判官)による所内講演会

  • ・ 審査基準改定
  • ・ 医薬品の強い特許明細書の書き方
  • ・ 拒絶理由通知への対応と、特許審査官・審判官との面接対策 など

弁理士プレゼンテーションミーティング

弁理士として必要なプレゼンテーション力を向上させるために、年1回行われる勉強会です。
自身のプレゼンテーション力を磨く場として活用することができます。
なお、その日の夜には合格者の祝賀会を開催しています。

外国語会話教室

事務所主催で外部から先生を招き、英語、中国語、ドイツ語の会話教室を開催しています。参加は自由です。